ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ 公演情報 ニッポン放送「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    二度目。
    前回はスタンディングにて参加、今回はフロントシートにて鑑賞。
    初日のふわふわ感は消え、堂にいった森山ヘドウィグを堪能しました。
    若干声がかすれていたようですが、それがむしろヘドウィグらしさを醸し出しており良かった~。
    これだから森山未來の舞台はやめられない。

    ネタバレBOX

    ■着席orスタンディング■
    やはり今回の舞台、個人的にはスタンディング(それも出来る限り前列で)がおすすめ。
    シートだと後ろの方の邪魔になりそうで、音楽にノれないですね。

    初日も今日も、途中で気分が悪くなって倒れる方がいたので、
    あまりライブに参加したことの無い方はシートの方が無難。
    観客自身は元より、演者ダイブの際避ける方があまりに多すぎる様では
    演者さんにも危険が及びますので。

    ■ヘドウィグ■
    登場シーン、あまりの美しいコケっぷりに、客席が息をのむ息をのむ。
    「え、本気でころんじゃった・・・?」と思わせるだけの演技力が恐ろしい。
    演出だとわかっていても、血の気が引きました。
    後半に差しかかり、肌が露出したあたりでは、
    今までの舞台で重ねてきた痣や、ひっかいただろう血の跡があらわに。
    ヘドウィグを演じているのではなく、ここにヘドウィグがいると感じられる強さ。
    本当に森山未來が体現するヘドウィグがいる。

    ■イツァーク■
    やはり浮いている。
    スタンディングの時は常に参加しているので、流れを追うというよりもライブに参加しているようだったのでまぁそこまで…でしたが
    (正直森山ヘドウィグにしか目がいかない)、
    改めて着席で舞台として鑑賞してしまうと、イツァークがどうしても違和感。

    原作とかけ離れている設定は演出なのかと思いますが、
    演技力・歌唱力共に正直厳しいものがあった。

    極めつけは声質…
    最初から最後までどう考えても甘めの女性の声なので、
    自分自身との葛藤や苦悩が感じられず、
    最後に女性として生きることを選択しても
    「あれ、最初からそれ悩んでたの?」みたいになってしまうんですよね…。
    (格好もショタっぽいので)
    要するに舞台からアングラ臭が欠けて感じられる要因の一つ。

    ■バンドメンバー■
    素晴らしいの一言につきます。
    ミュージカルの醍醐味と言えば、生演奏!という感もあり、
    非常に楽しみにしている要因の一つではあったのですが…想像を遥かに越えていました。
    まさかこの舞台の為だけに集められたとは思えないほどの安定感。
    メンバー紹介の即興演奏は毎回ドキドキですが…(笑
    JUONさんは今回の東京公演のみに参加されるようですが、実はかなりのキーパーソンですよね…
    彼が抜けた後、一体どのような感じになるのか楽しみです。

    それにしても音源は出ないんでしょうか。
    CD化してもらえたら、これほど嬉しいことはないのに…!

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    2012/09/09 11:47

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