満足度★★★★
最終日観劇東日本大震災の出来事が下敷きにある前半の「蠅」原発事故から近未来の日本の様子を描いた後半の「背水の孤島」「蠅」極限状態での行動、罪の行為と美談の一人歩き、公平と不公平。やり切れなさのループに胸が詰まる。「背水の孤島」後がない日本の状況を、これでもか!と突きつけられて、これまた気が重い。人間ドラマ的な部分が多かった前半に対して、後半は情報が多く、結末もどうなるのかと興味が尽きなかったが、案外予定調和な結末にも感じた。力の入った舞台作だと思う、舞台セットや役者さんも素晴らしかった。
ネタバレBOX
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2012/09/04 11:14
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