かわたれの空 公演情報 日穏-bion-「かわたれの空」の観たい!クチコミとコメント

  • 期待度♪♪♪♪

    戦争
     自分が子供の頃、傷痍軍人を良く見掛けた。白い服に義手や義足のおじさん達が、やはり白っぽい帽子を被り、カンパを求めて上野の山や人通りの多い所で坐っていたものである。1952年と言えば朝鮮戦争真っ最中で、日本は、特需景気で経済が浮上した時期でもある。他人の不幸で潤うなどというとんでもない事態ではあったが、このことがあって、日本の経済に弾みがついたのは衆知の事実だ。海外で暮らしていたときにも、友人の中に兵役を経験した奴は結構いたし、良心的拒否をした連中もいた。イスラエル人に足を奪われた絵描きの友人は、パレスチナ人だ。無論、自分には、ユダヤ人の友人もいる。尤も、彼らはパレスチナ人とコラボレーションをしたり、イスラエルの占領政策に反対しているユダヤ人ではあるが。
     何れにせよ、戦争とは、理不尽で不条理そのもの。最も弱い、最も善良な者が、最大の被害を被る厄介極まりない愚行であるが、いったん始まってしまえば泥沼に陥り易いのも事実である。経済が軍需中心に回り始めるから、戦争が終わってからも平和産業に移行するのが困難になるからである。おまけに、実戦を経験した者の多くが、精神に問題を抱え込む。無論、死傷者で無くてもだ。これは、正規軍の話である。非正規軍の連中の多くは、もっと酷い。具体的な内容に踏み込むのは、余りにも残虐な内容になるので控えるが、興味のある方はご自分で調べてもらいたい。何れにせよ、他人に言えないような行為をしてくるのが、普通の兵士たちである。そんな背景を考えながら、傷口をいたわり合うような酒屋を舞台にした作品を見てみたい。

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    2012/08/26 16:54

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