CABARET ON THE SEA 公演情報 アリー・エンターテイメント「CABARET ON THE SEA」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    スケール
     序盤、作り過ぎの感もあったが、中盤からは、太平洋戦争との絡みでドラマは急転直下。時代の動乱のさなかで翻弄される登場人物たちを、若いカップルの愛情物語を中心に手堅くまとめた。
     最近、多く見かける日常のちまちました題材を無理やり劇化する作品に少々食傷気味であったが、物語がスケールアップしている点も楽しめた。
     惜しむらくは、若い頃の千代子役の女優にもう少し歌唱力のある女優を使って欲しかった点である。可憐さは、充分出ていたのだが、惜しい。歌、ショウアップで合格点だったのは、マリー役の女優であった。

    ネタバレBOX

     更に若い恋人たちの会話の中に使われる方言の奥ゆかしさ、可憐さが一際際立つ印象を持った。素朴の持つ可憐な姿である。また、激戦のグアムで菊田が力尽きるシーンで後藤が最愛の千代子のブロマイドを割いて紙吹雪を作り、「雪」を降らせるシーンでは、名画「南の島に雪が降る」を彷彿とさせるなど、泣かせるシーンもふんだんにある。
     おまけに終盤でのドンデンも二段重ねになっておlり、楽しめた。

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    2012/08/15 03:20

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