満足度★★★★
ぎっちり。濃厚。スピーディ。
はじめての電動夏子安置システム(夏子を奈津子と変換してしまうこと2度)。
スーツ姿の劇団員によるフレンドリーな客入れがおもしろい(でも急な電話が入り、客入れの全貌を見られなかったのは無念)。
開演。数分の間はサスペンスかと思ってた。その割には笑いのシーンが多い。「笑いの中に、狂気を孕ませているのか?」と思いきや、コメディ強めで押しまくり…「やっぱコメディだったのか」って感じ。
おもしろかった!
ここまでガッチリ作り上げてるとなると、ややもすると鼻白むことがあるんだけど…さじ加減というか舵切が絶妙なのかなあ、最後まで、のめり込めました。
それはさておき、全く同じセリフで演出を変えるだけでサスペンスになりそう。先日観たファルスシアターの公演もそうだったけど、優れたコメディってのは、サスペンスと表裏一体である、ということなのかなあ。
内容は…とにかく密度が濃い!いろんな伏線が張られてるし、セリフの一つ一つが計算されていて、「丁寧な仕事にこだわってるなあ」という感じ。必要のないこだわりなのかもしれないけど(笑) そんな感じがなんか明治っぽい(ボク、明治のOBじゃないけど)。
それにしても、来年秋のシアターグリーン3劇場借切公演ってのが気になるなあ。。。
すっげー企画だよ(笑)