アルジャーノンに花束を 公演情報 演劇集団キャラメルボックス「アルジャーノンに花束を」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    せつない、泣いた。
    かの有名な同名SF小説を、見事に舞台化。
    ダブルキャスト、私は渡辺さんファンなので<アクア=多田直人、渡邊安理>を観劇。


    知能が上がるにつれて、これまでは、友達の善意としか考えられなかったことも、
    それは実は、悪意、嘲笑であったのだ、ということに気付いてしまう悲しさと憤り。
    知能指数は急激に上がっても、感情が追いつかない。

    悲劇性が強いストーリーにもかかわらず、クライマックス・終盤にかけて、ハートウォーミングな方向に盛り上がる。
    うまくまとまりすぎ、ととられるかもしれませんが、それはそれで皮肉にも取れます。
    さうが、キャラメルボックス、単なるお涙頂戴ではない、甘さも辛さも抱え込んだ傑作です。

    原作は、さまざまな方面で映像化されているし、部分的に引用されているものも含めると、その影響は計り知れない。
    (ちなみに私は真っ先に「スペクトルマン」を思い出します。暗くて、切なくて、悲しかった!)

    果敢に挑戦を続けるキャラメルボックス!
    この調子で、是非、是非、海外有名SF小説を舞台化していってほしいです!!

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    2012/08/13 18:39

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