荒野1/7【全日程終了・ご来場いただきました皆様ありがとうございました!】 公演情報 鵺的(ぬえてき)「荒野1/7【全日程終了・ご来場いただきました皆様ありがとうございました!】」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    必要な儀式
    七人七様、藪の中のような。

    ネタバレBOX

    きょうだいが集まり、また散っていく、虚しいけれど必要な儀式。

    登場人物は7人、丸椅子が思いっ切り横に九つ並んでいる。客席は丸椅子に近いから端だと見づらいだろうなと真ん中辺りに座りました。中央に長男が座り、向かって左隣にハマカワフミエさん、絶好の位置でした。

    父親が母親を殺し家族は崩壊、きょうだい7人はそれぞれ別々のところに貰われて行きました。父親が倒れ、延命処置の有無を確認するために長男がそれこそ20年振りぐらいに招集し、全員が集まったのでした。

    殺人の真相が語られます。何となく感づいていたきょうだいもいましたが、虐待から子供たちを守るためでした。幼い頃の曖昧な記憶や養父母からの刷り込みがあると目から鱗、藪の中の一筋の光です。

    この時点ではきょうだいには誰も子供がいません。三番目の長女が猫を虐待してしまった程に、多くのきょうだいには過去の虐待の記憶がトラウマとなって残っているようです。そして六番目の次女だけが腹違いであったことが明らかにされました。

    父親の実像が明らかになったとは言っても今更感があり、現在の家を大切に考えたり、経済的負担に耐えられなかったり、はっきり言って無関心であったりして協力は得られませんでした。でも必要な儀式でした。

    みんなが帰り、長男と二人きりになってから次女は妊娠していることを明かします。産むべきか悩んでいて、父親に会うことで何かが得られるような気持ちになっていて、長男と次女で出来るだけのことをしようとします。

    長女が殺された母親の虐待癖を引きずっているのに比べ、次女には私には遺伝的に問題がないという自信のようなものが感じられました。一番下の三女はあまりにも小さかったため母親の影響を全く受けておらず、野島の人間、野島の人間と、何かと現在の姓を強調しているのが面白かったです。

    長男にはそれなりの責任感があり、次男は分かったような顔をして、三男はヘラヘラとイジケ、四男はあの当時はやはり小さかったので全くの無関心でした。

    そして、その後何らかの結論を得た次女は子供を産み、作家さんが生まれたということのようでした。

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    2012/08/11 10:58

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