Nobody is Perfect 公演情報 劇団ガバメンツ「Nobody is Perfect」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    フレンチトーストのつくり方
    面白い。雰囲気的にバー公演みたいにお酒片手に観たい舞台だった。

    ネタバレBOX

    二重の入れ子構造。潔癖で前の嫁の名前を飼い犬(西岡裕子)につける旦那・ジョー(近藤貴久)を殺害したシュガー(片山誠子)がパハップス刑事(斉藤コータ)の推理で逮捕されるという映画?を観てた、主婦・佐藤まり子(西岡)も、旦那を殺しそれを真似ようとする…。

    真似といっても、旦那は鼻くそほじるのが趣味みたいなエロ小説家(青木直敬)で、そのいい加減さがうまい。ここらへん古典落語的な感じ。真似しようとしてうまくいかないおかしさみたいな。

    シュガーもまり子も元小説家で結婚を機に専業となった経緯があり、生活への不満も手伝ってか小説を書くということが自己の拠り所となっている。逮捕されても自分の小説が認められたことに喜びを感じるシュガーを観たまり子は、旦那の自殺認定がおりた後、自分の小説を認めて貰おうと病的に躍起になるのが笑えもするし笑えない面白さがある。まり子の友人の鑑札・研二(ひら凌一)がもうひと波乱起こすけども、中心はシュガーとまり子の2人の女性の抑圧された自尊心だろうか。まり子の殺人の際にシュガーらがアドヴァイスを出すとか演劇的な要素も入って、見やすくわかりやすい構図がうれしい。

    「ハイヤーズハイ」のように、笑えてグっと舞台が締まるシーンを挿入するスタイルで楽しめた。少人数で小道具もオシャレなスタイリッシュ作品。気に入った。

    西岡と片山の女性だけでなく、男性陣もいい演技だった。片山の猫演技もうまく舞台にからんでた。西岡の目つきが素敵。

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    2012/08/04 23:07

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  • ありがとうございました。
    大阪公演ではワンドリンク片手にご覧頂いておりました。
    秋の公演もAPOCシアターさんでやらせていただく予定です。
    そのときはどんな雰囲気になりますか…ぜひ、お確かめ頂きたいと思います☆

    2012/08/16 20:55

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