国民の生活 公演情報 ミナモザ「国民の生活」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    着眼点が面白い
    4つの物語で構成されており、着眼点が面白かった。
    国民の生活というだけあって、身近に感じられることを物語にしている。
    高級店の味ではなく、定食屋の味わい(笑)。
    上演時間100分(多分・・・(汗))。

    ネタバレBOX

    4作品とも魅力的な着眼点であるが、
    個人的には、物語の深みを感じることができなかったかな。
    ただ、「わたしの値段」は好み。

    「おばけの市」
    真面目な会社員がFX口座を開きに行ったが、
    先物取引のイメージがあり怖くて決意できず。
    シュミレーションでFXをする話。

    「わたしの値段」
    売春した女が、客である男から代金を受け取らない話。
    この発想はなかなか見事だと思う。

    「この世にうたがあるかぎり」
    自称詩人の35歳のダメ男と同棲しているOLの物語。
    女が男の生き方を否定したとき、
    「僕は一度だって君のことを否定したことはないよ」というセリフが印象的。

    「崖から飛び降りる」
    この世にうたがあるかぎりの女が、初めて脱原発運動に参加するという物語。最初の一歩を踏み出す勇気を描いていた。

    役者陣は皆さん上手かったなあ。
    特に、自称詩人の35歳のダメ男役の西山宏幸さんの芝居は、笑わせてもらった。
    あと、同棲しているOL役の山弥生さんが観客をお見送りしてくれて、
    とても好印象であった(笑)。

    0

    2012/08/04 22:52

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大