少女仮面 公演情報 劇団俳小「少女仮面」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    肉体への羨望
    塚ガールを目指す少女と老婆が、肉体という名の喫茶店でハチャメチャやるお話。僕にはアングラや舞台を不条理系はまだ早いのかな。「そういうもの」なのかもしれませんが、話としては難しく感じました。宝塚のような眩さと地下の怪しい店を混ぜ合わせて、ハデなお芝居が出てくるのは面白かった。

    ネタバレBOX

    セットの面白さにまず目が惹かれました。手前には蛇口、沢山のペットボトル、裏で色々繋がっているであろう階段、風呂。話の流れは前述の通り易しいものではないですが、春日野役の吉野さんや、おばあさんの勝山さんのキャラっぷりは面白く、ベテランさんの味が伝わります。大鶴さんの声は非常にクリアで聞き取りやすく、腹話術の人形さんの動きは凄く無機質に見えました。途中から口調が入れ替わるのも良かったです。
    能の掛け声?を使った音響は新鮮で、ちょうど狂言の方と話をした後に観たので面白かったです。照明も自然でしたが、スポットライトの照明は難しいのでしょうが、ズレが少々気になりはしました。汚物入れバラまくのは、清らかな肉体と処女性が年月によって朽ちていくことへの抵抗だとか、何かメッセージ的なものあるのかなと、?マークの中で感じつつも、女性目線からしたら重いのかなぁと思ったりしました。生きていくことの生や、男の女の性については諸々組み込ませていて、頭を働かせながら観ることが出来ました。

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    2012/08/04 10:30

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