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unicorn(1870)
満足度
★★★★
ぬくもり
面白いけど、ちょっとしゃべり過ぎな印象。
ネタバレBOX
ヒモで無職のダメ男・イタル(泉雅宏)に孕まされた女子高生・ミツコ(あやか)から生まれた二卵性双生児のタオとタオ。一人(松本みゆき)はミツコが、一人(名嘉友美)はイタルと11年付き合ってたアヤ(木村キリコ)が育てることに。タオ・松本は交際のあった元担任・ハヤシ(林剛央)とズルズル会っている。交際経験なく作家を目指しているタオ・名嘉に自分と同じものを感じたフミオ(満間昴平)は、自分の兄(横手慎太郎)から逃げるようにタオ・名嘉の家に入り浸っている…。
タイトルの通り、教育されるタオ。結局、タオ・松本の傍にはソノヤ(中田麦平)が、タオ・名嘉の傍にはフミオが残り、ハッピーエンドのように見える。タオ・松本を好きなソノヤのまっすぐな人間性に照らされ、また偽ソノヤのヨシダ(村上佳久)の鋭い指摘で、タオ・松本はなんとなくいい方向に伸びそうな予感をさせる。タオ・名嘉も兄の呪縛(というか相互依存?)から 抜けたフミオと明るい方角へ進めそうな気にさせる。
タオに限らず人が人を育てるってもので、特に恋愛は一人じゃできない故人によってのみ形作られるってシンプルな話と受け取った。あと、好きってことが怖くも感じた。今回、突出して病的な人間はいないのだけど、それが逆にね。
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2012/07/22 23:41
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