満足度★★★★
舞台空間の変容を楽しむ『陰翳礼賛』の世界を演劇的に再現するのだから、当然舞台は暗く、全体が照明で照らされることはない。薄明かりのなかでぼおっと幻想的に浮かび上がる陰翳の世界が、繊細な照明とともに、自在に変容して行くさまはとてもかっこいい。しかもそこで映し出されるのは『春琴抄』のあの耽美的で自閉的な世界なのだ。
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2008/02/26 22:18
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