カナヅチ女、夜泳ぐ 公演情報 悪い芝居「カナヅチ女、夜泳ぐ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    どことなくロック
    面白い。タイトル「カナヅチ女、夜泳ぐ」も面白さがジワジワ伝わってくる。

    ネタバレBOX

    発作的に宙に浮いてしまう螢(吉川莉早)は、地元から上京し、また地元へ戻ってくる。何しに上京したのか、上京して何をしていたのか、なぜ戻ってきたのか、色んな記憶が欠落している螢は、親友・小雪(大川原瑞穂)や魔女と呼ばれる女(宮下絵馬)らを通じて記憶を取り戻す…。

    客をおいてきぼりにしないテンションで、エネルギッシュに駆ける115分。派手なパフォーマンスだけでなく、細かい演出も散りばめられて、飽きることはない。話も、単なる記憶を辿る話に終わらず、哲学的というか人間物理学的要素とカッパの合の子とかタイムリープというSFエッセンスも添加され、小さくまとまらず魅力的。

    重力とか時間とかいう「一方向な力」に、ジタバタしながらも一矢報いるという、妙な力をもった舞台だった。

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    2012/07/12 00:51

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