高き彼物 公演情報 (公財)可児市文化芸術振興財団「高き彼物」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    いかにも昭和53年
    開演前には昭和53年当時のヒットメロディが流れていて、あの頃を思い出しました。

    ネタバレBOX

    バイク事故については、秀一君は後ろに乗っていたんだ、不幸中の幸いというか精神的には救いがあるなと思った瞬間、それこそ中学生の頃からバイクに乗っていたかもしれないくらいのシノケンが普通のカーブで事故を起こすかー、警察がそんな甘いはずはないと思いました。

    実際、秀一君の口から自分が運転していたとの告白がありました。真実を聞かされた人間の立場としてはどうあるべきか、あの場では2対1ですぐに警察に行くべきでしたが悩ましいですね。猪原元先生の過去の恥ずかしい真相を聞いて、次元は随分違いますが、彼の父親やシノケンの母親と話をして彼らの思いを受け止めた上で決断するというところまで秀一君は考えが進みました。

    娘の婚約で過去の秘密も笑い飛ばすことができるようになり、またそうしなければなりませんが、重たい話とそんな良かったね的な話の緩急を楽しむことができました。

    ラストシーンは寅さんと教授のエピローグのようで、いかにも昭和テイストという感じがしました。

    0

    2012/07/08 06:36

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大