満足度★★★★★
町が主役
始まりはDJ ラジオの声は、西原きよみさん
短編が7つ 「弟と姉」「おじいさんとおばあさん」「先生とママ」「博士とロボ」「少女と顔のない男」「サラリーマン」「姉と弟」 今 知りました チラシに星と飛行機がある。 私には、苦手な部類のお芝居ですが、なぜかバグは引き込まれます。
舞台セットは、枯れたすすだらけの木が中央に 何か解らなかった、後で感じる。
それぞれの物語は、区切りがなく進みます、短編のそれそれの主役たちが、個性的で、魅力的で、わがままで、大っきらいで、お芝居が進むにつれて、このお芝居の主役は町じゃないかと感じた、短編の主役たちは、街を感じると助演に見えてきた。
すると舞台セットは、壊れた街の象徴 壊れた少女の心 机も本棚もラジカセも 思い出までも、あの中にあるように、見えてきまました。
感情もない見えない町を主役に感じた時、物語の他の、感覚だけの何かが、物語と平行に進んでいる様に思えました。
物語ありきでの芝居と、芝居でない何かで、このお芝居は出来上がっていました。
新たな芝居感覚。