満足度★★★★★
町が主役
始まりはDJ ラジオの声は、西原きよみさん
短編が7つ 「弟と姉」「おじいさんとおばあさん」「先生とママ」「博士とロボ」「少女と顔のない男」「サラリーマン」「姉と弟」 今 知りました チラシに星と飛行機がある。 私には、苦手な部類のお芝居ですが、なぜかバグは引き込まれます。
舞台セットは、枯れたすすだらけの木が中央に 何か解らなかった、後で感じる。
それぞれの物語は、区切りがなく進みます、短編のそれそれの主役たちが、個性的で、魅力的で、わがままで、大っきらいで、お芝居が進むにつれて、このお芝居の主役は町じゃないかと感じた、短編の主役たちは、街を感じると助演に見えてきた。
すると舞台セットは、壊れた街の象徴 壊れた少女の心 机も本棚もラジカセも 思い出までも、あの中にあるように、見えてきまました。
感情もない見えない町を主役に感じた時、物語の他の、感覚だけの何かが、物語と平行に進んでいる様に思えました。
物語ありきでの芝居と、芝居でない何かで、このお芝居は出来上がっていました。
新たな芝居感覚。
千秋楽観ました
ギリギリ滑り込みで前売り券取れました。AIHALLは舞台と客席の距離が近くて迫力が伝わってくる劇場です。今回はテノヒラサイズの川添さんがブログで紹介されていて公演を知ったのですが、観に行ってよかった。天気が微妙で、伊丹は少し遠いけど、それでもよかった。一つ目に心に残ったのは音響と照明。ガンガン魂が揺さぶられる感じがしました。二つ目に心に残ったのはスナックのママ。名言が多い。彼女みたいな考え方で生きていけたら、どんだけ人生楽しいか。川添さんとかのうさんのやり取りもおもしろかった。けれど、やっぱり一番は一瀬さんですよね。ずっとクール&ビューティーって感じだったのに、ラストの情熱的な展開にはやられました。はい。
満足度★★★★★
バグダッドカフェワールド全開!
いゃ~もう圧倒されました♪
今までに観た事のない独創的なオムニバス!
バグダッドカフェワールド全開!
衣装や音楽&そし美しい光!
それは違う世界へ引き込まれたような…
演出の妙と言うのでしょうか⁈何ともオシャレ♪
オムニバスと言えば色々楽しめる良さもあれば
短編なので話に入り込めないのが私の中では苦手でもありました
(でも観ちゃうんですけどね♪)
これは一連の話や登場人物がずっと繋がっている♪
だからどんどんと引き込まれて集中力がきれずに観れました♪
それと何と言っても出演されている豪華なキャスト陣!
(この舞台は何となくキャストと言う言葉が似合う♪)
力ある演技を堪能させてくれます!
その中で印象的だったのは
ある意味異色の嘉納みなこさん(かのうとおっさん)と
ロボット役で先生役の川添公二さん(テノヒラサイズ)との絶妙な会話♪
あの間を活かした笑いを生み出す事のできる女優さんは他に居ないと思える程、
お芝居の流れの中でかなりアクセント!
終始、小永井コーキさん(彗星マジック)顔は見えないけど
声を発した時の叫びの演技!ビンビン伝わります!
縦横無尽に動き回る向田倫子さん(ババロワーズ)も存在感たっぷり♪
そして個性的な一瀬尚代さん、怒りの演技が芝居全体の軸を太いモノにしていました‼
ラストシーンは圧巻!美しい!
サヨナラに寂しさを感じたり、
勇気を感じたり、愛情を感じたり…
そして前を向いていく!
相変わらず伝え方が難しく分からない所もありましたが色々な感情が愉しめました♪
バグダッドカフェの前作品を観た時に
この劇団は私の感性には合わないんじゃないかと思ってましたが
この作品は凄く心に響きました♪
久しぶりですこの感覚!
これぞ演劇の醍醐味、愉しさ(^-^)
2回観れば伝わらない部分も観えてもっと感動する様な深い作品♪
満足度★★★★★
初日、胸いっぱいの感激
オムニバスなんだけども、ごく自然な流れでエピソードは紡がれ繋がってゆく。
出演者数はかなりの大人数、しかも関西小劇場界を代表するような各劇団から集結した個性あふれる面々。
その豪腕揃いの役者陣が織り成す、リアルファンタジーの世界でした。
出演者はとても多い。
多いがゆえに、ひとりひとりが舞台に立っている時間は短くこま切れ。
そえゆえかな、一瞬一瞬が濃密で、とてもポテンシャルが高く、常に芝居の集中が一定レベル以上の高みを保てているような印象。
多いのに、誰ひとり芝居がしんでなくて、活きている。
バグさんはいつ観ても、ほんとに役者さんが活き活きしてるなと、ひとりひとりの役者さんすべてが活きているなと思います。
舞台の上にいる役者さんだけでなく、スタッフワークもかなり豪華なのがバグ。
舞台美術、いつもながらほんと幻想的で芸術性が高く美しい。
衣装も、全ての役者さん共通のデザイン性でありつつ、どれひとつとして同じものはなく、役者さんを引き立てていて素敵なデザイン。
音響、衝撃の生DJも挟みつつで緊張感はんぱなかったのでは・・・。
照明!舞台を照らす照明の、世界をカタチ作るライトのなんと情緒的なことか!
そして、今回ダンスをされておられる役者さんがごろごろいらっしゃったので、パフォーマンスが綺麗で鮮やかでした。
ちょっとした動きの振り付けなども、美しい。
初日を観てきました。
エピソードひとつひとつ、役者さん毎に、思うことはやまほど。
またそれは後日改めて。。。
とかく素晴らしかった!どこをとっても!演劇だ、とても演劇だ!
バグはやはり、その場で観ないといけません。
そこで感じる空気、味わいながら堪能しながら。映像では残らない、残せないものが、そこにある。
劇場で生で観る値打ちを痛感する、そんな舞台。
千秋楽もう一度観に足を運びます。
修正も入れていってるそうな、さらにあげてあげていくそうな。
7つのエピソード、それにまた埋もれにいってまいります。