「ギブミーテンエン~昭和29年のクリスマス~」(6月) 公演情報 劇団6番シード「「ギブミーテンエン~昭和29年のクリスマス~」(6月)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    私が不真面目なのかもしれないが
    劇団6番シードさん初観劇。よいシーンもあったし、グッとくる場面もありましたが、気になるところもあってやや辛口の評価にさせてもらいました。ネタバレを含めた感想は別枠で。

    ネタバレBOX

    とにかく気になったのがドンパチシーンのコント感。
    例えば、頭を平手で叩いたら、相手はグーで叩く。スリッパで叩いたら、一斗缶で叩き返して、上から金たらいが落ちてきたら、最後は消火器を振り回してみんなで粉まみれ。往年のドリフのコントでよくあるシーンです。
    乱闘シーン・銃撃シーンでどうもそうした面影を見てしまって、終盤、パン、パン、という銃声のあと「ズキューン」という銃声とともにライフルを抱えた男が入ってきた時には「おまえ、ソレどっから持ってきたんだ」と思わず心の中でツッコミをいれてしまった。ライフルを奪い合っている間、もし次にバズーカ砲を担いだ奴が乱入してきたら…なんて雑念まで芽生えてしまった。それくらい私にはあのシーンが軽く映ったのです。
    せっかく戦争を生き抜いた人たちが一発の銃弾で命を落とす。それは、哀しくもあり、空しくもあり、時には滑稽でさえあるのかもしれないが、あのシーンに関しては、ベクトルが滑稽の方向に向き過ぎているという印象を持ちました。
    ラストシーンで主要人物がみんな死んでしまう話は、気持ちが乗り切らないと付いていけないので、今回は、感動の半歩手前で振り落とされてしまったというのが正直な感想です。長文失礼しました。

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    2012/06/17 02:11

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