期待度♪♪♪
虚無
と簡単に言うが、それは多くの場合、不如意に過ぎまい。宇宙の真っただ中で、総てに何の意味もない、と悟ってしまうことが虚無だとすれば、虚無感に近いのが、不如意から来る遣る瀬無さで、其処には、苦悩から脱却できない蟠りがとぐろを巻いていよう。
虚無は零に近い。従って、表現する意欲も意味も認めまい。であれば、なぜ、虚無などと大仰なタイトルをつけるのか? 其処に興味がわくが、答えは、おのずと知れている気もするのだ。その証拠と言っては何だが、上演日程がはっきり見えないようなフライヤーでは意味もあるまい。そして、このような細工が意図的だとしたら、其処には腐敗が立ちこめていよう。虚無ではなく。
2012/06/25 13:49