女の平和 公演情報 ニコミュワークショップ事務局「女の平和」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    題材が…
    役者の人たちの頑張りが伝わってくる舞台だった。色々と足りないところもあったけれど…。

    ネタバレBOX

    たとえばリュシストラテーは、台詞が多い中堂々と演じ切っていたと思う。だがしかし、いざ平和が実現されたときに、さて、リュシストラテーは何でそんなことしてたのかな?という疑問が…。最初から最後まで変わらぬトーンのニコニコは、なんだか違和感があった。

    思うに、威厳のなさすぎる男性陣(という演出)のせいで、裏返しの平和実現の喜びが軽くなったのかな、と。当時、戦争は実際の出来事で、だからこそそこの描写はいらなかったのかもしれない。だが今、池袋で金曜の夜にふらっと舞台を観に来た人間にとっては、ちょっと腹に落ちないところだったりする。

    そもそも、題材が余計な解釈を呼び込みがちなテーマであるからして、役者よりも演出家の腕が問われるものだったと感じた。その意味では、色々と制約もあったのだろうけれど、なんだか消化不良感は否めない。コメディとしては足らず、下ネタは途中で失速気味となり、カタルシスは生まれない…。観終わって残っているのは個々の役者の頑張りだけ。特に、役人役の畑雅文さんには笑わせてもらいました。一人だけやばい奴がいる!と最初から最後まで目が離せなかった。

    舞台装置というか、その辺は面白かった。拍手の練習までしたのに盛り上がりきれず申し訳ない。ああいうのは、なかなかうまくいかないね。最後尾にサクラを用意しておくべきとか思ったりした。

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    2012/06/09 22:32

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