乙女ごころ三人姉妹【閉幕いたしました】 公演情報 直子あんりタイタイ「乙女ごころ三人姉妹【閉幕いたしました】」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    姦しさの楽しさ
    物語を楽しむというよりは、
    シチュエーションの中での
    役者の魅力を楽しむ感じ。

    物語の風情に緩やかに染まりながら、
    時にはタイトに作りこみ
    あるいはルーズに解け、
    さらには艶にも捕らえられ
    役者達のかもし出す空気を
    たっぷり楽しむことができました。

    ネタバレBOX

    とも冒頭から場にしっかりとした吸引力が生まれて・・・。

    すっと場の空気が立ち上がる。
    勢いを作って場を広げたり、
    密度を上げて想いのトーンを際立たせたり・・・。
    ツケの音色とともにエッジを作り、
    場の切り替えや
    キャラクターの心情が淀むことなく舞台に重ねられていく。
    伸びやかな姦しさや、
    ひとり、ふたり、さんにんと
    それぞれのシチュエーションごとに、
    場を背負う役者の力量やかもし出される色に
    いちいち目が釘付けになって。

    正直言って物語の顛末に強く惹かれたりというのは
    あまりなかったのですが、
    でも、物語に織り込まれた時代の風情は
    しっかりとつくりこまれていて。
    また、劇場の使い方にしても、
    ゲストの取り込み方にしても、
    遊び心がてんこもりなのですが、
    それが場をばらけさせないように、
    物語につなぎとめられているような部分もあって、
    だからこそ引き出される役者の魅力に舞台がドンドン満ちてくる。
    ポップな感覚と、シーンに織り込まれる
    作りこまれたキャラクターたちの想いが
    絶妙に互いを映えさせて。

    厚みのあるドラマだとは思わなかったけれど、
    終演後には、たっぷりと満たされていて。
    ほんと、女優たちの
    場ごとの演技の
    脂の乗り方にがっつりやられたことでした。

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    2012/06/07 11:22

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