マームと誰かさん・ひとりめ 大谷能生さん(音楽家)とジプシー 公演情報 マームとジプシー「マームと誰かさん・ひとりめ 大谷能生さん(音楽家)とジプシー」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    亡霊
    最初は大谷さんとコラボする理由がわからなかったですが、どんどんと話が進んで行くごとにその理由というものが明確になり見ていて何かを思い起こさせるような気分になりました。アフタートークで藤田さんが青柳さんについて話しており、青柳さんの声からマームとジプシーの今を考えた時にこの作品は必然的だったのかなとも思いました勉強になりました。
    勉強になりました。ありがとうございます。

    ネタバレBOX

    ある音を聴いて、過去に遡ることってない?という台詞がこの作品を物語っていると思います。スピーカーから聞こえる自分の声を聴いて絶望するという誰しもが経験したことを提示し、そのスピーカーから流れる過去の自分の声との会話もマームとジプシーのリフレインによりどんどんブラッシュアップしていき、音と過去・記憶を大谷能生さんの音楽によって蟻地獄の様にどんどんと吸い込まれて行くような感覚にもなりました。ヴァルター・ベンヤミンの複製技術時代の芸術で語られるアウラというものにも言及している様にも思えました。

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    2012/05/14 13:13

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