満足度★★★★
計算された嘘と勘違いの錯綜・組み合わせ
レイ・クーニーの『ラン・フォー・ユア・ライフ』に敬意を表した作品とのことで、『ラン…』ばりに同じ装置の中で違う場所を同時に演じて見せるのはもちろん、それを可能ならしめなおかつちょっとした工夫でちゃんと3箇所(原典よりも1枚上だ)に見せることができる装置もナイス。
お約束の嘘と勘違いの錯綜・組み合わせもキチンと計算されていて、そういえば昨年ここを初めて観た時の『ノモレスワ。』も時間モノでよく計算されていたし、そういうのが得意なのか?
結果、強いて言えば終盤がややクドい感なきにしも非ずだったが、概ね良好。