満足度★★★★★
無題358(12-101)
15:30の回(曇り、少し風)。初めての場所でしたがすっと到着。早くついたので会場を眺めていると、人がいろいろいらして、役者さんでした。受付けをしていただき整理券(小さくて昔の切符くらい、青い筋の模様、陶器にあわせているかのよう)を受け取り、少し、狭い路地、周囲を歩いていると、案内図を手にした人たちとすれ違います。意外と人気のあるエリアだったのでしょうか。開場時間前に戻ると、15:08整理番号順に「名前」を呼ばれ整列。今まで番号で呼ばれることはあっても「名前」はありませんでしたので少し気になりました(なぜ番号じゃなかったのでしょう)。入ってみると、左側と奥が客席、中央と右側は展示コーナー=舞台。明神さんが案内をしてくださいます。左(2列):こちらが正面、但し2列目は見にくい、奥:戸外での芝居が良く見える。そういえば「humming5」も、その前の「冬の穴(本日終演後、台本を購入)」でも「外」も舞台でした。座って何故か緊張します。劇場ですと、舞台装置がリアルでも、逆になにもなくてもそのようなことはありません。最前列だと恥ずかしいと思っていたのはずっと前のこと。それでも、リアルな会場にいると、なかなか自分の居場所が掴めずどぎまぎ。話声もせず空調の音だけが聞こえています。軽妙な前説が始まると気持ちがほぐれてきます。中央、2つの展示台に並べられたいくつもの青い陶器、照明を受け丸い影が2つずつ綺麗に映えています。空調を切り忘れ、仕切り直して開演です。
陶器、上野の博物館「○○展」などで見るくらい。それは何百年、何千年も前のもの、陶器を通じて、実は、長い年月のこと、使ったであろう人たち、愛でたであろう人たちを想うのです。絵、書、彫刻も同じ。なので新作の(素材や技術、工法)よさは不勉強でよくわかりません。
お芝居は自然と始まり、日常の時間がそのまま流れます。戸外では人や車が普段通りに行き来、役者さんも同じ。日常(生活)がBGM、街が舞台。16:47終演。
終演後、小西さんとのトーク。創る前のイメージ、その98%はできない..なるほどと思う。16:59終了、不忍通りを歩きながら上野駅へ向かいます。