『ダフニスとクロエ』  振付:ジャン=クロード・ガロッタ 公演情報 アンスティチュ・フランセ東京「『ダフニスとクロエ』  振付:ジャン=クロード・ガロッタ 」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    瑞々しいダンス
    ジャン=クロード・ガロッタさんの初期の代表作の久々の再演でしたが、3人の出演者の内の1人が急病で出演せず、上演時間を10分短縮した2人ヴァージョンでされました。

    ピアノの音が流れる中、若々しい躍動的なダンスがスピーディーに展開し、ダフニスとクロエの恋愛感情が爽やかに描かれていました。バレエ的な動きが少しラフさを混ぜながら使われていて、バレエより感情表現がナチュラルに伝わって来ました。エロティックな表現があるものの、嫌らしさを感じさせず、健康的な雰囲気がありました。
    ダンサーのキレの良い動きや魅力的な表情に恋人がふざけ合っている雰囲気が出ていて良かったです。

    大半はこの作品の為のオリジナルのピアノ曲が使われているのですが、途中ラヴェルのバレエ音楽『ダフニスとクロエ』が流れる部分があり、壮大なオーケストラの響きが作品の雰囲気に対して大袈裟に感じました。ストイックにピアノだけでも良かったと思います。

    ガロッタさんのアフタートークが予告されていたのですが、新作の準備に忙しくて来日出来なかったとのことで、トーク目当てで2日目を選んだのに、ガロッタさんの話が聞けず、本来のヴァージョンも観られずで、残念でした。

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    2012/04/27 09:16

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