満足度★★
顔がその形を維持できない、というリアルな悩みを持つ人に
再演だそうですね。
初演を観ておらず、河原さんの演出作品も初めてだったので
全く予想の付かない状態で観劇しました。
どうなんでしょうか?
複雑な気分になりました。
顔に裂傷のある人、子供のころの事故で顔がゆがんでいる人にとって、この作品はどのように感じられるでしょうか?
重度のアレルギー・アトピー性皮膚炎の人、そういう人達にとってもどうでしょう?
それでも生きている、何かに耐えながら。
そんな人にも見せられるんでしょうか?
ばかばかしさ、喜劇性が足りなかったのかもしれません、
「バカやってるんですよ」っていう一見して分かる感じが。
本の問題だけじゃなくて、
若い役者の力量不足もあるのかもしれません。
包帯巻いていても、日常を生きている人はいるんです。
「こんな状態じゃ生きてられない、嫌だよ、嫌だよ」
なんて演じられたら、辛いですよ。