満足度★★★★
後半は感動的だったが・・・
・・・とタイトルに書くと、前半はイマイチだったのですか?
と聞かれそうですが、個人的にはそういう印象です。
実は私も、高齢者・障害者・認知症、
そして医療同意や終末期医療の在り方、自己決定権の尊重はどこまで…
なんていう辺りに関わる仕事もしておりまして、
時々、独居老人宅や、ホーム、病院なども訪問しています。
そういう目で見ると、役者の皆さんの老け役、頑張っておられますが、
現実はもっと生気が無いことも多いし、
また個々人によりかなり違うものがあるのを経験していまして、
やっぱり「若い方が老け役としてやっている」という印象を
どうしても受けてしまいました。
そして、そういう中、スローテンポで、小さな出来事は起こるが、
まあ(チェーホフもそうですが)平凡な日常が流れて行く、という感じで、
ちょっと飽きが来ました。
後半はある意味、ぐっと劇的になります。
ここも、「自己決定権」なんて言葉を仕事上時々聞かされる立場としては、
やや「作り物」の感も個人的にはありましたが、
しかしシンプルな舞台装置の中にも美しい場面が、現れていたと思います。
前半は3P、後半は4.5Pかな、まあ四捨五入で4Pとしました。
2012/04/23 17:32
2012/04/23 16:52
御丁寧なコメントありがとうございます。
そうですか、ボランティアなども体験されたのですね。
かくいう私も、実は毎日ではなくて時々訪問する程度なんですけど・・・。
まあ、役者さんは、元気があるというか、元気がないとやっていけないですよね。
今後の一層のご発展をお祈りしております。