満足度★★★
幻想
江戸川乱歩と横溝正史と夢野久作の作品を一つでも
読んでいたらニヤニヤしっぱなし何だろうなと思いました。
読んでいなくても十分に楽しめましたが。
各作者が現実世界に創作したキャラクターが登場し、
虚構と現実の境界線が曖昧になっていく不思議な世界。
その境界線は作者と作者の壁も越えていく。。
一番気になったのは、夢野久作のドグラ・マグラに出てくる
若林先生と呉一郎。
特に若林先生役の人の動作か振る舞いが、
水木しげるの漫画のキャラクターのようで、
気になってというか、とても好きなキャラクターでした。
三鷹芸術劇場でやるパラドックス定数は、
必ず?歌やダンスが入るのですかね。
(元気で行こう絶望するなだけかな)
今回はラップがありました。
編集者が怪人二十面相であり、
読者の鏡ということで、
一番のモンスターは飽くなき欲求を持つ読者なのか。