満足度★★★★★
次回作も期待してます。
「鬼の生活」の情報を最初に知ったとき
まずタイトルの付け方がうまいなぁ、と感じた。
市井の人の物凄く忙しい生活を描いたものなのか、
バイオレンスに生きる裏社会の世界を描いたものなのか・・・
いろんな想像を巡らすことができるものだった。
実際は、意外にもそのまんまの意味だった。
平日夜の公演にも関わらず50席程度の会場は満席(ほとんどの回で満員だったようだが)。
アフタートークを主に平日公演で設定した効果もあるのだろうか。
前回の公演では座席の足下の狭さにやや閉口したが今回はゆったり座れる広さ。
なので136分(この回は実際には140分)+アフタートークの計180分もそれほどまで長く感じられず。
それはもちろん公演全体のクオリティの高さによるものだったろう。
旗揚げして間もない劇団ながら、地元劇団の実績のある俳優や熊本の劇団からの客演、多彩な顔ぶれのアフタートークゲスト。
周囲の協力もあってのことだと思うが、
この団が短い期間に放出してきたエネルギーも大きかったのだろう。
次回作は早くも7月初旬に上演される。
新しい劇団としては異例のハイペースだと思われるが
今回をさらに上回るおもしろい作品を観せていただけるはず、と期待している。