平成中村座 四月大歌舞伎 公演情報 松竹「平成中村座 四月大歌舞伎」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    第2部【小笠原騒動】観劇
    明治14年の作品ですが、とても歌舞伎らしい演目でした。

    ネタバレBOX

    狐の恩返し的な要素があって、悪にも華を持たせる大立ち回りと最後死なずに見得を切って終わる手法、そして橋之助さんがなんで悪役なんだろうと思っていたところ、家族の無理心中で心を入れ替えて、いったん裏切った主君に再度忠を尽くす、これを「返り忠」と言うんですね、歌舞伎らしい要素がふんだんに盛り込まれた作品で大満足でした。

    掛け取りを懐柔する小さな女の子はけなげでした。そして驚くことに掛け取りの一人が笹野高史さんだったんですね。掛けを棒引きにして、さらに着物を脱いで置いていくに至っては大笑いしました。

    歌舞伎俳優以外の人が歌舞伎の舞台に立つのを見るのは、松竹の係員役で女性が舞台に登場してきたとき以来でした。

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    2012/04/10 07:17

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