平成中村座 四月大歌舞伎 公演情報 松竹「平成中村座 四月大歌舞伎」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    やっぱり良い
    大嵐の日に見に行きました。平成中村座はテント小屋なので、風雨の音がものすごかったです。
    幕間には舞台の後ろを外しているのでしょう、風も吹きこんできました。
    しかしながら、芝居が始まると全く気になりませんでした。

    「小笠原騒動」、あまり上演されない演目ですが、面白い!
    お家騒動、人情噺、幽霊、立ち回り、早変わり、狐の妖力、けれん味たっぷりで歌舞伎のおもしろいところを詰め込みながら、ストーリーもわかりやすく、はじめてみる人にもお勧めです。

    ネタバレBOX

    七之助のお大は、養父が(悪者に斬りかけられて)逃げ込んだ幕の裏から、その父親の首を赤い扱帯で絞めながら登場。
    凄味のある悪女っぷりが、美しかったです。

    勘九郎は、悪人犬神兵部と飛脚小平次を演じ分け、顔も見得もほれぼれするほど決まってました。
    以前観たときよりも太ももが一回りまたたくましくなっていて、精進しているなあと(太ももで・笑)感じました。

    ちょっとしか出て来ない勘三郎丈も、貫録といい人オーラが全開で、ああ大詰めだ!と気持ちを盛り上げてくれます。
    気持ちのいいお芝居です。

    特筆すべきが、良助の娘、お雪。子役の子が、可愛いのです!!
    この上なく健気なのです。笹野高史の米屋が取りたてできなくなるほど(笑)
    この場面、すごく良いです。  この子どもを見るだけでも、行った方が良いよ。と強く勧めます。

    0

    2012/04/05 08:51

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大