ボーダー・ラインブレイカー 公演情報 ハチビットプラネット「ボーダー・ラインブレイカー」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    大卒
    楽しめた。感覚的に好きな劇団。

    ネタバレBOX

    ポーの国の国境の町・ロンドのバー「smoke」でニセの通行手形を売る、詐欺集団レッド団の元リーダーのレッド(石田誠二)と、元仲間や軍人らが繰り広げるハードボイルド風味の舞台。
    それぞれの利害と立場で状況が二転三転するのが魅力。んで、最後は占領軍(帝国軍)に一泡吹かせるも、しっとりとしたところに落ち着く。

    リリィ(生見司織)が、国連軍のスパイでなく精神疾患で未だレッドに想いを寄せているというところがしんみりする。それでもレッドは命の恩人の娘のチコちゃん(後藤幸子)と一緒にいると選択する…という確かにハードボイルド風味。笑いも少なめな印象。ケチをつけるなら、リリィはもっとレッドを奪うためかき回してもよかったかな。レッドを助けたい一心で、帝国軍のスパイになったチコちゃんの見せ場ももっと盛り上がって良いし。

    詐欺師たちの話ということで、どこか信じてはいけないような空気があって、素直に物語に浸れないところも(警官隊のマーチみたいなストレートさが好みだからか)。場面転換が多いのはいつもどおりか。ちょっと日時とか場所の進行がわかりにくい。

    役者は、帝国軍のコーネリアス少佐役の八須賀孝蔵と生見司織が良かった。キャラ的には赤石さん(小澤貴)の侍ぶりがよかった。頼りになるし。

    大卒狩りって着眼点は面白い。あんま話には関係しないのが残念だけど。

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    2012/04/01 19:39

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