お嬢さんお手上げだ 公演情報 ココロ・コーポレーション「お嬢さんお手上げだ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    とてもあったかい
    地に足がついた感じが良かったです。

    ネタバレBOX

    50代の漫画家の許に、若い頃愛して別れた女性の娘が漫画家を志してやってきて、近所の酒飲み友だちを巻き込んで起こった一夏の騒動。

    最初、劇中劇「恋に乾杯」、ローマの休日のローマをパリに置き換えたような話で始まった時には、ジュリーが20代の絵描きの役を演るんかいなと痛くなりましたが、暗転後に日本の酒屋の店先になっていて、それはそれで驚きました。

    昭和50年代かあ、確かに案内にそう書いてありますね。始まるときは何も考えていなかったので、ダイヤル式電話を見て現在ではないと気付き、今でもあんな酒屋さんは残っているとは思いますが、店主の応対の仕方はなるほど距離規制があって安泰だった頃の様子だなあと思いました。今年は午年という台詞がありましたが、1978年(昭和53年)だったとはすぐには分かりませんよね。今分かりました。

    主役の沢田研二さんですが、スランプに陥った漫画家あらま先生を演じていて、前作の誰かを見守っている風の役柄よりも感情移入できて良かったです。

    娘は実の子ではありませんでしたが、またいつでも来ればいいじゃないかにホッコリし、一夏の騒動を漫画「お嬢さんお手上げだ」にすることでスランプ脱出、メデタシメデタシ、子は鎹と申しますが、別れた女性とよりが戻るに至っては出来過ぎーと思いました。

    次回作はぜひ政治物、小沢一郎物語をお願いします。

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    2012/03/20 03:35

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