『夜のしじま』 公演情報 からふる「『夜のしじま』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 無題315(12-068)
    20:00の回。19:15受付、19:30開場。LE DECOの3階は初めてです。床は板張り、パイプで組んだ席はなく、椅子席のみ、人数によっては座布団席ができるようです。入って右奥が舞台、コの字に配置された席、壁には暗幕、中央に柱がありその柱からはみ出るほどの2本の大きな時計の針、「12」の文字のみ、針は動いていません。柱の左右、暗幕には短い布がたくさん留められています、黒い川を游ぐ鯉にもみえますが、どうも右は暖色系、左は寒色系…ぽいです。床にはこれもコの字に端切れのようなものが繋がって客席との境を示しています。ピアノ曲が静かに流れ、床の落ち着いた色とあいまっていい雰囲気です。「しじま」からの連想…静寂、寂寥、チラシのイラスト、深い緑、赤い月、星の姿を隠すぶ厚い雲、水に映る少女、水は心の鏡。お話しはとても好き、でも、ちょっと違うようにも。21:32終演。

    ネタバレBOX

    映画だったらもっと見せ方に工夫ができるのに…、小説もいいかも、と思いながら観劇。少女を取り巻く人物がどうも不自然(多分に好みの問題かと自覚)、少女とのつながりがよくわからない、同じ館にいただけのようにもみえるし、居候のようにも、草を扱うにしても「それらしさ」がみえない、リアルであっても/なくても、結果、死ぬにしては場当たり的、もっと、チラシから伝わる、月の狂気、森の不気味さ、底無しの湖の恐怖みたいなものがあっていいと思うのです、そうでなければ「二人の少女」が何だったのが…えっそれで…?で終わってしまいます。お話しが進むにつれ、みている側に、混乱、不安、懐疑、いろんな想いを抱かせ結末に導くようなものであったら、と思いました。

    突然、「パンズ・ラビリンス」が思い浮かび、そうか、もっとダークなファンタジーだったら、と。

    0

    2012/03/08 20:26

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大