満足度★★★
複数解釈ができる幻想譚
別の時制に移る時にキッカケがなく会話をから時が変わったことを知る部分があるのがもどかしいが、深読みや誤読も含めて複数に解釈できる結末は好み。
また、演技エリアとの仕切り、後方のホリゾント的な布、照明バトンなどに施した装飾がステキ。
次回公演は「銀河鉄道の夜」だそうで、それにも期待。
満足度★★
不思議
設定が少しわかり辛いかなぁ。淡々としちゃって残念です。
当然、静寂、沈黙の設定なので暗いイメージですから仕方ないと思いますが、好き嫌いが分かれるかなぁ。
無題315(12-068)
20:00の回。19:15受付、19:30開場。LE DECOの3階は初めてです。床は板張り、パイプで組んだ席はなく、椅子席のみ、人数によっては座布団席ができるようです。入って右奥が舞台、コの字に配置された席、壁には暗幕、中央に柱がありその柱からはみ出るほどの2本の大きな時計の針、「12」の文字のみ、針は動いていません。柱の左右、暗幕には短い布がたくさん留められています、黒い川を游ぐ鯉にもみえますが、どうも右は暖色系、左は寒色系…ぽいです。床にはこれもコの字に端切れのようなものが繋がって客席との境を示しています。ピアノ曲が静かに流れ、床の落ち着いた色とあいまっていい雰囲気です。「しじま」からの連想…静寂、寂寥、チラシのイラスト、深い緑、赤い月、星の姿を隠すぶ厚い雲、水に映る少女、水は心の鏡。お話しはとても好き、でも、ちょっと違うようにも。21:32終演。