まあまあだったね。 公演情報 あひるなんちゃら「まあまあだったね。」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    惑う人々
    チラシやパンフ、アンケートからも滲み出すまったり感が舞台でも味わえる。笑えるし、チケット代安いし、時間も70分と短めだし、嬉しい限り。

    ネタバレBOX

    ネジ製造会社の元喫煙所が舞台。平凡な毎日に刺激を求めているようで安定を好むハシモト(根津)、元会社バイトで宇宙飛行士のサカタ(佐藤達)、小太りのハマグチ(堀靖)、チンピラ風味のツカハラ(江崎)、腹黒風なキシモト(三枝)、経理部長コイズミ(永山)、営業のミヤカワ(澤)、部下に燃やされたマツザワ(三瓶大介)、マツザワに付き添う看護師ヤマシタ(関村)、禁煙中の社長キリシマ(渡辺)らが、どこに行き着くでもない会話をショートストーリーっぽくテンポよく展開する。

    宇宙の感想を「まぁまあだったね」と評するサカタ。ガッカリするハシモトやハマグチ。チンピラなツカハラが悟ったようにそんなもんだとなだめる。宇宙の96%は分かってないんだ、と壮大なような、けど昼休み時間をさまよう駄弁でもあるし、面白い空気感。よくわからないものに期待してしまう人間の性癖にたいなものか。ちなみに、サカタのしゃべりが宇宙めいてて好き。

    ハシモトの安定と刺激を求める人間的な非合理な嗜好に共感できる。てか、リアルにコーヒー飲んでるのか。

    ハリケーンディスコの江崎は、見た目がチンピラでノリが良くて良いキャラ。ジャージ姿の社長とのやりとりは素直に笑える。三枝も、あのスマイルの裏側を上手く笑いにもっていってた。

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    2012/03/04 10:47

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