満足度★★★★
手段が目的にすり替わる。それが帰属意識?解っていてもやめられない、形式の束縛から逃れられない。そんな人間の滑稽さ、恐ろしさ、切なさが内包されていたような後味でした。そもそも入れ札の発端は上沢茂が桑木の枯れた原因を山岡勝に因縁つけたことが口火で勝が実施の言いだしっぺです。目的は腹いせによる茂の追放≒因習にかこつけた人身御供選び。入れ札は単にその手段。ゆえに最初の寄合ではお互いが標的にした上沢茂と山岡節子で札が二分されたわけですが…
ネタバレBOX
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2012/02/28 12:30
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