満足度★★★★★
吉田戦車×つげ義春×うすた京介的世界
過去には自主作映画で注目された鈴木祥二郎さんの、初作演舞台ということで、楽しみにしていました。
吉田戦車的くさいお笑いの羅列の中に、見てる女子はひく・・・ぐらいの男の本音、つげ義春の無常観、わけのわからないクレイジーなキャラ達(でもみんなイケメン♪だから笑える)、ふんどしダンス、半裸の酔拳・・・
なんにも考えてないコラージュのようで、しかしそこには、震災以降、私たちがあまりにも身近に感じて恐怖するもっとも重たい「死」という課題に対しての仏教的(おおげさですけどこの言葉しかあてはまらない)救いが、殺伐とつづられていました。
うん!番外公演とはいえ、しっかりした演劇でした。
次回作が楽しみすぎます。