満足度★★★★★
群像劇の雰囲気を感じるオムニバス
1990年後半から始まる2人の女性の青春、人生劇。時代毎にオムニバス形式で現代までの時代を書いているが、それがうまく一本の作品になってると思います。特に1990年後半に青春時代を過ごした方にお勧め、当時のそういうのあったなあ、とか、若いころ何がしたかったんだろう、的な雰囲気がうまく、笑いを織り交ぜながら作られています。役者さんはみんなうまかったのでがすが、主役2人特に木下智恵さんがよかったです。若干気合入れすぎな演技も話が進んでいくうちに、それぞれが抱えてる心の葛藤のあらわれのようにも見えてきます。「世界終わらなかったね」のあたりは映画のフィッシュストーリーを彷彿とさせる感じでした。2時間近くの公演も気にならない、というか足りないくらいの満足度でした。