満足度★★★★★
無題304(12-057)
本日最終、Bです。今夜は箱の正面席、ABセット券だったのに前回と違う...正面から見ているとずいぶん印象が異なります。「夏への扉」、これがお好きだということでした。私がハインラインを手にしたのは「SF70 銀河市民(76/8)」が最初、「SF181 メトセラの子ら(76/9)」、「SF207 月は無慈悲な夜の女王(76/10)」、「SF217 人形つかい(76/12)」。
「SF345 夏への扉」は79年5月、結構遅いのでした。だてさんは、劇中その本を手に…。新訳版ではなく、ピートが扉の向こうをみている文庫(福島訳)、キャラメルボックスが原作に沿って舞台で演ったのと、谷藤太さん脚本のものを1度ずつみました。私は、原作とは離れるけど後者が好き。ハインラインが亡くなっておよそ四半世紀、いつも読書とは別のカタチでSF作品に触れると、ずっと眠っている本たちを揺り起こし、ページを開こうと思うのですが、それがなかなか。
あの時、誰もがそう思うその時、踏み出すのか、振り返るのか、引き返すのか、開けるのか、閉ざすのか、見つめるのか、そらすのか、語るのか、沈黙するのか、それは誰のため。
2回目、骨子的な部分は同じですが、こちらほうが心に沁みる。役者さん、みなさんいい、改めてそう思いました。縦長の舞台、奥から手前まで、立体感があります。
19:35開演〜21:05終演。