満足度★★★
ロボットものの王道
いかにもロボットアニメにありそうな王道の設定ながら、「敵」に関してはSF大賞を受賞した某映画の設定に通ずる?
他にもロボットものに限らず真珠湾攻撃(!)などの歴史上の出来事も含め(作家が意図した・しないに関わらず)より多くのものと関連付けて観ればその分、より愉しめる?な感じ。
さらに自らを個体として識別し、戦闘データなどから学習するマザーコンピュータや戦闘ロボ、とSFマインドもたっぷりな中、終盤で殉死者1名によって全体を救うナニワ節に転ずるのはいささか違和感が。
(1人の命と引き換えに全体を救う、というある意味安易でもあるパターンは好みではないので)
あと、最終公演ということで思い入れやらサービス精神を盛り込むのも悪くはないが、休憩込み230分はさすがに長過ぎ。
観る側・演ずる側双方の消耗を考えればせめて3時間半を切るくらいにまとめるべきではなかったか?