僕らの心象風景における、いくつかの考察【公演終了いたしました。ご感想お待ちしております。】 公演情報 Minami Produce「僕らの心象風景における、いくつかの考察【公演終了いたしました。ご感想お待ちしております。】」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題298(12-051)
    19:30(A)の回。19:01受付(整理券あり)、階段が狭いし、受付後並ぶと、あとからきたお客さんが続いてその列に並んでしまいます。人の配置ができなければ看板に大きく書いて(受付は階段下へ、とか)、わかりやすい位置に置いておくのが親切。19:10開場~19:34床のシートを剥がし、ドア部分に暗幕、場内暗くなり開演~21:08終演。

    南さん&だてさん、「とても個人的な」「バータイム」に続いて3作目。だいたいこの劇場(1Fだったけど)は「とても個人的な」が初めてだったので、時はひとつ廻り、おふたりの作品では、ほぼ約1年ぶりになります。

    ふりかえると、3作とも「繰り返す」こと、それは「やり直す」ということが中心にあったのではないかと思い始めました。

    やろうと思ってもできなかったこと、やってもダメだったこと、あとで気がついたこと、気がつくことがなかった多くのこと、そしてゆっくりと忘れてゆくこと。

    SFの世界では「if」や「バラレル」などのシチュエーションがよく採りあげられ、湖面の波紋が広がってゆくように、自分の手を離れて世界は動きます…闇よ落ちるなかれ…と。

    ネタバレBOX

    ■雑記
    フロント席=パンフが置いてある席、自由席=正面の箱になっている席、なんですね。敷かれているシートに沿って、入り口から見て左側の丸椅子に座ります(座蒲団あり)、座ってみると「とても個人的な」もこんな位置だったと気づく、コの字型客席配置、なので反対側にもお客さんがいらっしゃる、結構縦長の舞台、奥の床にはグリーンのフラフープ(?)、天井から透明な裸電球、合間にラップ風のセリフと動き、舞台の両サイドに並び順番に正面へ、横から見ていると役者さんが重なって見えなかったり、後ろ姿になったりしますがとても近くでみることができる。結婚してからは左手の薬指には指輪があった。
    夢の中で現実を再世するというお話、過去へ遡って「こうあってほしい」「こうあるはずだった」世界へ近づこうとする、でもこのことを肯定するということは「今」に対して「No」ということになるのではないかと思う。「パターンA」と「パターンB」…可能なその無数の組み合わせ、己の決定には己自身が責任を持つ、が、そう言い切ってよいのか...この世の中。

    同じ路、既知の行動、そのラインを踏み越え無限へと歩みだす。人が生きる=「人生」はその繰り返しなのではないか、ループから抜け出し、先頭に立つということが。

    ドクター・ペッパーは、実は人気商品だったんだろうか。

    余談ですが、「実はこうだった」でちょっと思い出したのは、映画「500日のサマー」、2つのシーン(本人の思い込み&現実)を同時にみせたところ。

    サッカー選手という設定はちょっと厳しい…お二人とも小柄ですし、違うスポーツや技術的なもののほうがよかったかも。

    個人的には…過去でのやり直しはNGだと思っているのでした。

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    2012/02/18 11:03

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