メディア モノガタリ 公演情報 三条会「メディア モノガタリ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    ベタに感情移入したい演劇ファンには、
    全く受け入れられない異形の演劇!

    2006年の1月14日に
    千葉ぱ・る・るホールで上演された「メディア」も観ている
    三条会好きのクエンなのですが、
    今回は随分演出が変わっていて、
    戯曲は同じなのに全く別作品になっているのが、
    三条会らしくてとても良い!

    ネタバレBOX

    しかし、globeや森高千里等の曲が、
    変わらず使われているのに大ウケ!

    しかも今回は演劇が時間芸術であることを
    強烈に再認識させる2つの演出が!

    舞台背後に投影された舞台終了時刻と思われる
    01:00:00のカウントダウン表示と、
    曲間のMCまでも生かし数曲使用される
    山口百恵「スター誕生again~メドレー」とが、
    それぞれ別の意味で戯曲の時間やセリフと同期していて、
    何てコトをするんだという印象!

    コレって、シベリア少女鉄道の何てコト感覚に似ている気が!

    しかもメディア役の看板女優“大川潤子”の演技のスタイルは、
    三条会独特の地鳴りの様な超怒級発声法で、
    一体何ページあるのかわからない位の長台詞。

    これが妙に可笑しくて笑っちゃうのですよ。
    蜷川幸雄演出のメディアを笑うのとは大違い。

    終盤では看板男優“榊原毅”がいよいよ本領を発揮し、
    怒号のオンステージが始まり、
    今回のTIMERという大役を務めきるがごとく、
    舞台背後のカウントが00:00:00になった瞬間に、
    エンディングになる!という超人的体内時計を発動!

    もう榊原毅は、エヴァとかガンダムとか
    人間を超えたものを目指しても良いんじゃない?
    かと思うぐらいの域に。

    あ~、楽しかった!

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    2008/01/19 05:41

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