満足度★★★★★
劇王Ⅸ・決戦終わって
「劇王Ⅸ」観ました。
平塚さん「鹿」で勝利、第9代劇王に。人物の抱える心理、ことばでの世界づくり、空間仕切りが見事。昨日は劇世界のシュールな全体像が、今日は個々人の抱える事情が際立って見えました。やはり深い。
塚田さん「シュガーレス・ガール」は、これをやりたいという動機の強さが純粋に光って見えました。厳しいテーマに対し、ある意味危険なまでの直球勝負。審査員講評での示唆が興味深かったです。
宮谷さん「ハウス」、名古屋で他に類を観ない独特なスタイルを確立。ただ、心情面ではいまいちのめり込みにくい(KIMYO前回公演を観た時もそう)。これは芝居に求めるものの違いだと思います。見せ方は巧み。
他の地域から来た方々は、劇王について「アットホーム」「一丸となってる」
「いいユルさと真剣さ」などコメントされてました。来年は第10回記念、全国から勝ち抜いたつわものが集まって、歴代劇王と戦うそうです。皆さま注目を!