真冬の夜の夢 公演情報 平熱43度「真冬の夜の夢」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    若さは魅力
    前日までの激務の疲れか、睡魔との戦いでしたが、劇中の「戦い」の場面の迫力に圧倒され、
    なんとか最後まで観ることができました。
    まず第一印象は、「若いということ自体、魅力の大きな要素だな」と実感したこと。
    声量といい、動きといい、若いエネルギッシュな、魅力あふれるものでした。

    脚本も、あちこちに伏線が敷かれていて、飽きさせない構成で、2時間を、あっという間に終わってしまった印象にしてくれました。

    これからきっと、どんどん伸びていくだろうと予感させる劇団といえるでしょう。

    私の感じた課題としては、
    ①トーンが、みな同じであること。かなり「絶叫型」のせりふが飛び交います。ですから、「がっばっている」という反面、耳に障る気にもなってきます。ぎっしりと詰まった内容のために、速いテンポで進行させる必要もあるでしょうが、落ち着いたトーンの場面も所望したい客です。

    ②「若い=魅力」の反面、劇に重みを醸し出す「重鎮」的な年配俳優がほしいものです。
    ③ ②とも関連しますが、劇のジャンル、路線について。私は、あれこれ手を広げるよりも、一貫して、今回のような、若さ=エネルギー、RPG的な構成=伏線の創出、動き=殺陣的演技を追求しても面白いなと思いました。

    老成した古典劇もいいけれど、今回のような、どんどんと私に迫ってくるエネルギーを感じる劇も、またいいものです。

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    2012/02/11 00:00

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