せいし 公演情報 はぶ談戯「せいし」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    289(12-042)
    19:30の回(初日)。18:45受付(整理券あり)、19:00開場、入ると「田園」が聴こえてきました。「新世界第二楽章」…かすかに音が止まる箇所、開演19:35〜21:10終演。開場直後は寒くないという程度、スタッフの方が「暑くなりますので…」と言っても「ふ〜ん」としか聞いていなかったら…後半、ホントに暑くなりました。お隣さんとの間に余裕はないので準備は開演前に。決して広くはない舞台、黒と白に色分けされたシーンが繰り広げられます。左右に設置された壁は白い布で覆われ、中央奥には一段高くなった出入り口、役者さんは3箇所から出入り。場面転換の際、壁に映るのはどの「せいし」かは劇場でご確認を。

    ネタバレBOX

    正視、静思、性子、精死…なるほど、あて字でもいろいろ当てはまりそうです。こちらの劇団は初めて。最前列はミニ椅子、2列目のベンチシート、真ん中の足下に機材があり、ここだけ前のミニ椅子がありません。前の方でみたいけどミニ椅子はちょっとという方向け、お隣さんとも余裕あり。

    暗転、目の前に葬儀の場面、白い「壁」に黒い布が垂らされ白黒に、女性3人、男性2人が並んでいます(この場面、終盤で再現されます)。

    白:白服の男がふたり、古い高層住宅の屋上から下を覗き込んでいる、もちろんただ寛いでいるわけではない、一人は飛び降りようとし、もう一人は、ここではやめろと言う。
    黒:黒服の男2人が飲んでいる、もう一人現れて、3人は同級生。葬儀屋の社長、殺し屋、そして死神…左手に黒い手袋握手をし、あっちの世界へ導く(どうやら公務員のようらしい)。
    白:モテるためのセミナー、精子バンク…
    こうやって白黒つけながらお話が進みます。

    黒手袋(左手)の死神と白手袋(右手)の誕生屋、異性愛と同性愛、女性に縁遠い男たちの「せいし講座」、男と縁がなさそうな女。とっても濃いお芝居でした。

    私はゲームをやらないのでこれに絡んだシーンはよくわかりませんでした。

    せいしにも戦争があり「精子戦争」(ロビン・ベイカー著)、今、「20代女性がSEXをしてない」(杉浦由美子著)を読んでいます...「精子バンクを推奨する女」の考えはちょっと面白かった。

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    2012/02/07 22:20

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