青春漂流記 公演情報 劇団鹿殺し「青春漂流記」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    迷ってるのかなぁ。
    劇団としての成長の過程の苦しみなのか、方針のブレなのか分からないけれど、前作を引きずったような作風(ストーリー)でした。

     楽しかった過去、苦しい現実、ハッピーエンドで無い終わり方、でも個々はもがきながら未来を何とかつかもうとあがく姿。終盤に向けて起伏の無いストーリー展開。

    時間が無かったからなのか、横槍が入って思い通りに作れなかったからなのか、原因は分からないけれど、そうなってしまったことは残念でした。
    (それ自体を”苦い青春”とあらわしてる気がしなくもないですが)


    また、エンターテイメント性が以前より抑えられ、ダイナミックさも控えめな感じになっていて、良くない意味で「大人になった」感じがしてしまいます。

    折角「漂流記」としているのですから、流れ流れた末の「大人」としての青春のとらえ方、生き方、覚悟をビシッと強烈にパワフルに見せて欲しかったですねー

    それと、劇作については他の作品を少し観て、”鹿殺し”として取り込めるものは取り込んだほうが良いのでは。。
    何でもかんでもは当然ダメで、鹿殺しの味をそのままに、演劇自体をステップアップ出来る手法のみを探し出してみては。
    余計なお世話かもしれませんけどねぇ。。

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    2012/01/29 08:07

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