太陽は僕の敵 公演情報 シベリア少女鉄道「太陽は僕の敵」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    初シベリア少女鉄道
    面白いんじゃないかな。再演したら観ないけど。100分。

    ネタバレBOX

    とあるアラビアンな世界。背後に黒い影がみえる結婚を前にお姫様が自由を求めて逃走。砂漠の地下にあるという洞窟と財宝を目指しているアラジン・アリババと合流。洞窟内でお姫様側とお姫様を追う側との間で闘いが起こる…という平坦な話の外側に、北斗の拳みたいな男が5人、バトルを開始するという、わけわからん舞台。ラストの終演アナウンスがウケた。

    「太陽は僕の敵」というタイトルが示すように、暗転が多いのが特徴。暗転を利用して、舞台で表現しにくいものをセリフと音響で強引に表現していく。これってアリなの?と思わなくもないのだけど、終盤のアラビアン世界の闘い(というかドタバタ)がおかしく感じられもする。その前で繰り広げられるエセ北斗の拳の闘いが、それに拍車をかける。嫌いじゃないくだらなさ。 チラシの「魅力的な出演者たちが舞台狭しと駆け回ります。駆け回ろうとしない人たちもいます。そこは戦っていきます。」ってコレかと。

    真実をあきらかにする「太陽(光)」がいいとは限らない、というテーマとリンクした演出が面白い。知らない方がよい、見えないほうが良いという、現代人の本音?を代弁した舞台なのか。また、人間が扱えない光はダメだ、というようなセリフと相まって(あとアラビアン世界の動きが北斗の拳世界の発電になっているとこから)、原発への意見が垣間見える。光を否定する舞台ともリンクする気がするし、しないような気もするし。

    配役がわからないけど、アラジン役は声の調子も含めて好き。お姫様と悪の姫様的なヒトの衣装が素敵。

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    2012/01/27 18:39

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