下谷万年町物語 公演情報 Bunkamura「下谷万年町物語」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    3時間半、根気が要りました。
    綺麗な劇場内に小汚い戦後の下町の一角で繰り広げる舞台だったが、途中から時間軸を行ったり来たりして、詩的な作品に起承転結を求めてはいけないと思いつつ、頭の中がこんがらがり。
    役者も前方席の観客も水攻め、蜷川さんの舞台は全体のセットが見られる方が良いと再認識。
    ただ、2階から見たらメイン役者の三人、華はあるが卑猥と猥雑さの熱はあまり感じなかった。

    ネタバレBOX

    話のキーワードにもなる警視総監の帽子=権力って事?
    自由な活動=演劇や男娼の世界に権力が食い込み、自由を奪う行為にも似ている。
    サフラン座、軽喜座と二つの劇団が出てくるが、劇作家の演出家の目を通して、演劇の演じる側と見る側の虚構の構造を見せつけてるみたいな。‥すいません、やっぱよく理解出来ていない。

    キティの台詞回しはあまり気にならなかったが、歌声にもう少しドスの利いた力があればもっと良かったかな。
    六平さんや大石さんのお姐さま方は迫力がありましたw
    それにしても(成人してる)洋一の弟はなぜ洋一を殺したのだろう。
    最後の場面、キティと文ちゃん、洋一の幕切れの仕方は思わず「美しい」と感じた。

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    2012/01/20 02:28

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