満足度★★★
肩透かしをくらった
この作品が今年、初観劇となりました。
35周年記念公演、「ハムレット」ということで、過剰に期待したせいか、見事に肩透かしをくらった気分です。
この劇団のファンなら、別の楽しみ方もできたのかもしれませんが。
シェイクスピア劇としては不満が残りましたが、このような大胆な試みをやること自体、東京乾電池の新陳代謝の良さなのかもしれません。
ともあれ、劇団活動を35年続けると言うのは大変なこと。
カーテンコールでの柄本さんの挨拶を聴いていて、同世代でやはりご夫婦で演劇をやっている平田満さんの場合もそうなのですが、気負ったところがなく、根っから芝居が好きで続けているというシャイで謙虚な人柄がにじみ出ていて好感が持てました。
これからもお元気で、と願わずにはいられません。