ラ☆カージュ・オ・フォール 公演情報 東宝「ラ☆カージュ・オ・フォール」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    佳作度は不変
    市村ザザは初役の頃に比べて、見た目の情感は薄れてしまったように感じますが、鹿賀ジョルジュとの長年の夫婦カップルとしてのしっくり感は増して来たように感じられました。

    ラカージュオフォールの踊り子達は、観る度、レベルアップしていて、各人に存在感があり、レビューのシーンも、このストーリーとは分離しても、大いに楽しめる場面になりました。

    ダンドンの今井さんが、数年前より、演技力が出て、嬉しい役作りをされていました。

    原田さんは、好感度高い息子役でした。

    後ろの席の女の子が、「あー、面白かった!何にも考えずに楽しく観れた。そしてちょっと泣けた」と感想を漏らしていましたが、私も同感!

    このお二人のこの舞台はさすがに、今回が最後でしょうが、また、演技派カップルで再演を続けてほしい作品です。

    ネタバレBOX

    いつも思うのですが、アルバンとジョルジュが肩を組んで散歩する場面のセットがとても好きです。そして、ここに行き交う周辺住民達の佇まいがとても自然で、本当にこの街で暮らす小市民風な雰囲気が、甚く気に入っています。

    家の中の場面は、やや誇張が多過ぎて、心が通わない部分もあるのですが、この二人の場面には、長年の二人の愛情が嘘でなく感じられて、いつまでも、この雰囲気に浸っていたくなります。

    原田ジャン・ミッシェルが、最後に、母であるアルバンに許しを請う歌に、思わず目頭が熱くなりました。

    今井ダンドンが、せっかくそれらしくなった反面、最近出て来たばかりの俳優でもないのに、相変わらず、森クミさんが素に戻って吹いてしまうのは、頂けません。客席は、好意的に笑っていましたが、これでは、ザザの情感を伝える芝居が成立しなくなって、ただの御ふざけ芝居に格下げしてしまう危惧がありました。

    あー、でもやっぱり、岡田真澄さんのジョルジュが一番好きでした。

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    2012/01/18 02:27

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